人は必要な時、必要な事、必要な人に必然として出会う。
私達は 社会から強く必要とされる存在を目指して挑戦し続けます。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、世界では温室効果ガスの削減活動やそれを達成するための大きな手段であるサーキュラーエコノミー(CE)への具体的な取り組みに拍車がかかってきました。
サーキュラーエコノミーとは製品の使用を最大化し、価値の流出を最小化する経済モデルのことを指します。
このような「モノづくり」の概念の変化とともに、大手製造業者、流通業者における具体的で本気な取り組みの機運が高まっています。
今までの製造業は品質の良いものをマーケットに提供すれば、その役割を十分果たす事ができました。
ところがカーボンニュートラルの潮流はそれに加えて使用済み製品を再資源化し、その再生原料をもう一度当該製品に一定程度使うことを求めています。
それが温室効果ガスの排出抑制に大いに役立つからであり、今「モノづくり」と「サーキュラーエコノミー」は一体化した動きの中にあります。
これらの流れを受けて、当社は戦略コンセプトを「サーキュラーエコノミーをリードする」としました。
その上で「モノづくりを支えるCE」と「地域を支えるCE」に分けて取り組み、この二つのCEを他社に先駆けて実現していきます。
そして当社が先導して日本全体にCEの機運を高め、持続可能社会実現の一翼を担っていきます。
「モノづくりを支えるCE」では、広域回収、保管、再資源化、環境データの見える化、の4つの機能を駆使した仕組みを構築していきます。
広域回収では全国を視野に物流ネットワークをつくり、対象製品に適した効率的な収集スキームを構築していきます。
回収した使用済み製品は一時保管した後、その状態を評価・診断し、解体・部品取り・再資源化等、最適なリサイクルルートを選定していきます。
ここでは当社が長年培ってきた物理的な破砕・選別技術が大いに役立ちます。
またリサイクル対象物のトレーサビリティーを的確に行い、リサイクル率と温室効果ガス排出量の算定も行なっていきます。
将来は地方自治体のごみ行政に深く関与し、都市ごみのCEとして、環境や資源戦略への貢献度が高い施設運営を実現していきます。
こちらは少し時間軸を長くとる必要がありますが、大きな社会課題と捉え、当社の事業領域として取り組んでいきます。
私はこれら当社が受けもつべき社会課題解決への挑戦を社員の皆さんと一緒に力を合わせてやり遂げていきます。
そのためには創発的能力を備えた自律した個人の規律ある集団に当社を成長させていく必要があります。
またその挑戦の場は社員の皆さんが生き生きと働く良質なエネルギーに満ちたものにしなければなりません。
私は悠久の歴史から見たらほんの一瞬としか思えないこの時代に奇跡的に出会った社員の皆さんやお客様、お取引先様とのご縁を大切にしていきます。
同時にご縁ある多くの皆様方と一緒に持続可能社会実現の一翼を担う役割を果たしていくことに無上の喜びを感じています。
そしてその挑戦を通じて自分の仕事に意味を見出し、一人ひとりの人生が自分以外の誰かの役に立っている実感に満たされたものになることを祈り続けます。
私はその思いを胸に自らに課せられた天命を信じて愚直に人事を尽くしその目的を達成する覚悟です。
もちろんその状況を存分に楽しみながら。
一燈照隅 万燈照国 とにかく人生は素晴らしい。
趣味 | : | 仕事、墓参り、月光浴 |
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座右銘 | : | 最善観(何があっても だから良かった) |
(2023年12月27日更新)
- 株式会社エンビプロ・ホールディングス
- 代表取締役社長