2021.08.20
SUREコンソーシアムにて「VOLTAにおけるリチウムイオン電池のリサイクルに関して」講演を行いました
2021年8月6日に開催されたSUREコンソーシアム主催の第19回リサイクル技術セミナー (第3回拡大ウェビナー)にて、当グループの株式会社VOLTA(以下、VOLTA))代表取締役社長 今井健太が、「VOLTAにおけるリチウムイオン電池のリサイクルに関して」講演を行いました。
SUREコンソーシアムは、産業技術総合研究所の戦略的都市鉱山研究拠点(Strategic Urban mining REsearch base:SURE)と、企業、業界団体、政府機関等の連携組織です。国内の戦略的都市鉱山の早期社会導入を目指しています。
講演内容
本講演では、VOLTAのリサイクルプロセス、処理方法や技術、安全・環境対策の特徴を紹介しました。
VOLTAではリチウムイオン電池等を、放電・乾燥、破砕、選別することで、ブラックマスと呼ばれるコバルトやニッケルを含む濃縮滓や銅・アルミ等の生産を行っています。また、電池が内蔵された製品でも、電池と電池以外(外装のプラスチック等)を分解等により分けてそれぞれリサイクルを行っています。これらは、リサイクル技術・ノウハウを多く持つ当グループの株式会社エコネコルとの連携により高いリサイクル率を実現しています。
安全・環境対策では、加熱過程で生じる有毒ガスを浄化する環境設備を設置し、廃ガス中に含まれる可燃性物質、フッ素を無害化できる安全で安心な生産体制を構築しています。
上記の他、電池to電池へのチャレンジや、溶媒抽出工程等の研究開発、中長期的な取り組み、カーボンニュートラルへの取り組みについても紹介しました。
(発表資料より 電池to電池へのチャレンジ)
VOLTAは2021年4月に工場で使用する電力を100パーセント再生可能エネルギー電力に切り替えています。これにより、工場で使用するCO2排出量全体の約90パーセントを削減の見込みです。
(VOLTAでのRE100電力割合、CO2排出量割合)
当グループは、リチウムイオン電池リサイクル事業を通じて、希少金属等の限りある資源の循環を推進していきます。
関連するお知らせ
・株式会社エンビプロ・ホールディングス サステナビリティ/カーボンニュートラル
・株式会社VOLTA 2021年4月20日 使用電力再生可能エネルギー切替に関するお知らせ
本件に関するお問い合わせ
株式会社VOLTA
https://www.env-volta.jp/contact/