2021.11.26
投資家の皆様に向け「サーキュラーエコノミーとプラスチックの展望~欧州の状況を踏まえて~」についてウェビナーで講演を行いました
2021年11月24日に開催されたJPモルガン証券株式会社主催のESGセミナーにて、当社執行役員の中作憲展および英国に駐在している当社環境事業推進部課長の立花忍が「サーキュラーエコノミーとプラスチックの展望~欧州の状況を踏まえて~」をテーマに講演を行いました。
近年、世界的に海洋への大量のプラスチック流出が問題となっています。
世界の廃プラスチック課題から、サーキュラーエコノミーの概念、プラスチックリサイクルの手法、また先進的な欧州の規制やデファクトスタンダードに関して、事例を交えて解説しました。
講演内容
世界のプラスチック生産量は、1950年から累計で83億トンにものぼります。そのうち、廃棄されたプラスチックは76%の63億トンで、リサイクルされたプラスチックは僅か9%の6億トンと推計されています。また、2050年までに発生する廃プラスチックの累計は260億トンになると推計されており、その半分以上が海洋流出や投棄されると考えられています。そのため、海洋への流出防止やプラスチックの資源循環が必要となり、サーキュラーエコノミーが注目されているのです。
講演では、廃プラスチックの状況に加え、下記の項目について詳細を説明しました。
- ・ サーキュラーエコノミーとプラスチックリサイクル
- ・ 欧州の規制、国際デファクトスタンダード、国際条約
- ・ 重要な4分野とポイント
エンビプロ グループのサーキュラーエコノミー
当グループは、地上資源(廃棄物)から低炭素で再生原材料(グリーンマテリアル)を製造しサプライチェーンへ供給していく事で新たな価値提供を行っています。
カーボンニュートラルをベースにしたリユース・リサイクル・リマニュファクチャリングをコアに、サプライチェーンに資源を循環させるための技術の高度化と、メーカーとのパートナーシップによる動静脈連携の仕組みづくりなどを推進することで、サーキュラーエコノミーへの転換時代においても、真に必要とされる企業を目指していきます。