ポリマー製品製造とは

合成ゴムやプラスチックはその高分子構造からポリマーと呼ばれ、身近なところで多く活用されています。
エンビプログループでは、ポリマー素材を切り口に多様なゴム製品、プラスチック製品およびその中間原料を製造しています。

高機能プラスチック材料
社会課題イメージ図

社会課題

ポリマー製品は、その難分解性から処分時の環境負荷が高いことが指摘されており、世界中で製造や利用に対する規制や法制度化が進行しています。
日本でもプラスチック資源循環促進法が制定されるなど、社会全体でリサイクル高度化への機運が高まってきています。

ターゲット市場

廃プラスチックやゴム廃棄物の過半数が埋立や熱利用されている現状から、環境負荷の低い材料再生(マテリアルリサイクル)手法への関心が高まっています。しかし排出される多くの廃プラスチックやゴム製品は、汚れや複合材構造の問題から熱利用せざるを得なかったり、材料再生しても品質が低いことから用途が広がっていません。(図1,2参照)
私たちはサーマルリサイクルから、マテリアルリサイクルへの移り変わりをビジネスチャンスととらえています。

図1:プラスチックのリサイクル状況

図2:TBタイヤ(トラックバスタイヤ)のリサイクル市場

事業の特徴

事業の特徴1

日本で唯一のゴムバリューチェーン垂直統合企業

2023年にゴム製品の製造・販売を行う日東化工株式会社がグループに統合され、廃ゴム・廃タイヤの一貫した再生バリューチェーンを実現しました。

事業の特徴2

プラスチックの混錬・再生技術

30年以上にわたって培ってきたプラスチックの混錬技術および再生技術により高品質なプラスチック製品を生み出しています。

事業の特徴3

再生商品の企画・開発

今後企業には循環に配慮した製品やサービスの開発が求められていきます。リサイクル材を使用した新しい再生商品の開発を、メーカーと協働して取り組んでいきます。

ポリマーサーキュラーラボ

サービス概要

当社グループでは、ゴムの微粉末化や脱硫などの特徴的な再生技術を活かして、多様なゴム製品のマテリアルリサイクルに取り組んでいます。排出者から廃タイヤ・廃ゴム製品(ブラダ、ウェザーストリップなど)を受け取り、マットやシートをはじめとする再生商品の企画および加工を行っています。

加工フロー

タイヤtoタイヤの水平リサイクルへの挑戦

現在、ゴム素材の約7割がタイヤに使用されています。当社グループでは、廃タイヤを削剝して得られるゴム素材を疲労軽減マットにして倉庫や工事現場で利用するなど、タイヤを原料として有効活用するための取組を行ってきました。

一方で、制動力など高い品質が求められるタイヤ製造の世界においては、再生ゴムの採用は進んでいません。当社グループではさらなる高みを目指し、タイヤをタイヤに再生するサーキュラーエコノミーモデルの実現に挑戦しています。

タイヤtoタイヤの水平リサイクル

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